Kanagi Izumi

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アフリカ大陸、オーストラリア大陸北アメリカ大陸、アジア、ヨーロッパ

頸部は長い。尾羽は短い。翼は長く、幅広い。

頭頂や顔の一部に羽毛がなく、赤い皮膚が裸出する種が多い。嘴は長く直線的で、先端はとがる[1]。後肢は長い。第1趾は小型で、他の趾よりも上方に位置する。

雛は灰色や褐色の羽毛で被われる。

湿地、草原などに生息する。地表棲で地表で休むが、ホオジロカンムリヅルは樹上で休むこともある。熱帯域に分布する種を除いて、多くの種で渡りを行う。渡りの途中や越冬地では、大規模な群れを形成することもある。頸部と後肢を伸ばしながら飛翔するが、寒い時には後肢を折り曲げて飛翔することもある。

食性は植物食傾向の強い雑食で、種子、漿果、葉、地下茎、根、昆虫やその幼虫、甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類、爬虫類、鳥類やその雛、小型哺乳類などを食べる。アメリカシロヅル・カンムリヅル・ハゴロモヅルは動物食傾向が強く、カナダヅル・ソデグロヅル・ホオカザリヅルは植物食傾向が強い。一方で動物食・植物食傾向の割合は、地域や季節によっても変異がある。

ペアは基本的に生涯解消されない。湿地や草原に植物を積み重ねた巣を作りその上に産卵するが、地面に直接産卵することもある。基本的に同じ場所で繁殖し、巣も毎年同じものを使用する傾向がある[1]。雌雄共に営巣・抱卵を行う。主に2個の卵を、48時間の間隔で産む。まれに1個だけや3個の卵を産むこともあり、カンムリヅルは4個の卵を産んだ例がある。抱卵期間は28 - 36日。雛は孵化した日に、歩行することはできる。約10週間で飛翔し始めるようになり、3 - 4か月で完全に飛翔できるようになる。